【中京競馬場 芝2000m】過去血統データから読み解く!コース解説

血統から分かるコース適正

・1800m~2400m前後の距離適性

・高い瞬発力が必要

・芝・ダート兼用血統のような、パワーのある血統

・ロベルト系は注目

中京競馬場 芝2000mで開催される重賞レース

金鯱賞(G2)

愛知杯(G3)

中日新聞杯(G3)

コース解説

スタートからすぐに上り坂で向こう正面中ほどまで続きます。

また、1,2コーナーは角度が急なため、スピードを落とす必要があります。

この二つの要因から、ペースは緩やかになることが多いコースです。

向こう正面の上り坂を超えると次は最終直線中ほどまで続く下り坂になります。

また、3,4コーナーは角度の緩いスパイラルカーブになっており、スピードが出やすいです。

最終直線は約410mと長く、急坂もあるため高いパワーと瞬発力が求められるコースです。

過去血統データ

種牡馬

種牡馬1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
ディープインパクト121087510511%21%29%
キングカメハメハ866416113%23%33%
ステイゴールド32342506%10%16%
ハーツクライ23532425%12%24%
マンハッタンカフェ33329388%16%24%
アグネスタキオン14215225%23%32%
ハービンジャー02119220%9%14%
ダイワメジャー03211160%19%31%
ルーラーシップ00115160%0%6%
シンボリクリスエス200141613%13%13%
クロフネ0329140%21%36%
ネオユニヴァース00014140%0%0%
ジャングルポケット00212140%0%14%
キズナ00112130%0%8%
オルフェーブル000990%0%0%
メイショウサムソン1008911%11%11%
ドゥラメンテ021470%29%43%
ロードカナロア1104617%33%33%
ジャスタウェイ001450%0%20%
モーリス1003425%25%25%
ブラックタイド010340%25%25%
イスラボニータ1012425%25%50%
ノヴェリスト010340%25%25%
スクリーンヒーロー1002333%33%33%
エピファネイア010120%50%50%
金鯱賞(G2),愛知杯(G3),中日新聞杯(G3)より集計

母父系統

母系統1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
サンデーサイレンス系35743585%14%26%
グレイソヴェリン系13429373%11%22%
ロベルト系522273614%19%25%
Tサンデー系301273110%10%13%
ヴァイスリージェント系23123297%17%21%
キングマンボ系01121230%4%9%
サドラーズウェルズ系01115170%6%12%
ディープインパクト系02114170%12%18%
ダンチヒ系10411166%6%31%
ミスタープロスペクター系10015166%6%6%
ヌレイエフ系11013157%13%13%
リファール系11012147%14%14%
ストームバード系1218128%25%33%
ノーザンダンサー系10110128%8%17%
フォーティナイナー系00011110%0%0%
ニジンスキー系1008911%11%11%
ボールドルーラー系011680%13%25%
ファピアノ系2006825%25%25%
シーキングザゴールド系1205813%38%38%
ゴーンウエスト系021470%29%43%
プリンセリーギフト系010670%14%14%
Pサンデー系1013520%20%40%
マンノウォー系001450%0%20%
ネイティブダンサー系1103520%40%40%
ノーザンテースト系000550%0%0%
金鯱賞(G2),愛知杯(G3),中日新聞杯(G3)より集計

1800m~中距離産駒が優勢

種牡馬データを見ると2000m前後~中距離を得意とした産駒が好成績になっています。

下限を考えると、短距離、マイルを得意とした馬はあまり見られなかったため、スタミナ的に難しい印象です。

反対に上限を考えると、長距離を得意とする馬の傾向はなく、長くても2400m程度が好ましいです。

適正距離は1800m~2400m程度で考えるのが無難だと言えます。

高い瞬発力がカギになるレース

種牡馬データを見ると、ディープインパクトをはじめとしたサンデーサイレンス系種牡馬、サンデー系の瞬発力を継承したドゥラメンテ、母父系統では、サンデー系、ロベルト系の活躍が目立っています。

種牡馬に関しては複勝率30%前後となっています。

これらの系統の共通点は高い瞬発力です。

コースの形状を見ると前半は遅く、後半は早いレース展開になりやすく、脚を溜めやすいコースです。

また、直線は長く、坂が配置されているため、瞬発力を活かしやすい(瞬発力が必要な)コースになっています。

そのため、瞬発力型の血統が好成績であると考えられます。

芝・ダート兼用血統が強い?

種牡馬データではキングカメハメハ、クロフネ、ロードカナロアが複勝率30%超え、母父系統ではミスタープロスペクター系派生系統であるファピアノ系、シーキングザゴールド系、ダート適正の高いストームバード系が複勝率25%超えとなっています。

これらの共通点は芝・ダート兼用という点です。

種牡馬については言わずもがなですが、ファピアノ系ではアンブライドルズソング、シーキングザゴールド系ではドバウィ、ストームバード系ではジャイアンツコーズウェイなどダート的なパワーを持った日本馬場適性の高い血統が出ている系統になります。

コース形状から見てもタフな印象の強いコースなので、これらの血統を狙ってみるのも良いかもしれません。

ロベルト系に注目

筆者が注目しているのはロベルト系になります。

ロベルト系種牡馬はシンボリクリスエスを除くと(2-1-0-6)とスモールサンプルではありますが、好成績です(シンボリクリスエス産駒は長距離適正が高く、サンデー系と相性が悪いため適性外)。

母父系統では複勝率25%とそこそこ高い結果になっています。

ロベルト系の特徴はタフな展開・馬場に強く、瞬発力型(サンデー系>ロベルト系)である点です。

コース全体としてパワーがいるコースで、かつ、瞬発力が求められるので適性は高いと考えられます。

血統から分かるコース適正

・1800m~2400m前後の距離適性

・高い瞬発力が必要

・芝・ダート兼用血統のような、パワーのある血統

・ロベルト系は注目

Course

Posted by dooto0731