【安田記念2025 予想】危険な人気馬からおいしい穴馬までまる分かり血統診断

2025年6月6日

買い目

前日、当日ともに曇りなので、良馬場想定での予想になります。
展開としては、短距離勢のマッドクールやウインマーベルがハナをとり、ミドルペースくらいになると考えられます。
割と早いペースになるため、先行・差しが有利な展開になり、高い瞬発力とタフさの求められるレースになるでしょう。

本命◎ ジャンタルマンタル

本命はジャンタルマンタルです。

先行位置で競馬できるかつ、末脚とパワー能力のある馬で東京への適性、今回のレース展開予想と合致しており、タフな展開になる中で、血統・実績ともにタフさのあるジャンタルマンタルを本命としました。

枠も5枠10番と先行しやすいので、高評価です。

対抗〇 ソウルラッシュ

対抗はソウルラッシュです。

血統的にはパワーと瞬発力があり、実績的には去年安田記念に勝利しているロマンチックウォリアーに前走で勝利しており本命さながらの強さがあります。

枠も7枠13番と瞬発力を活かしやすいので、高評価です。

単穴▲ シックスペンス

単穴はシックスペンスです。

血統的には瞬発力、パワーがある血統です。実績ではGⅡ3勝とかなり好成績ですが、GⅠはあまり好走できていません。

枠は1枠1番と先行しやすそうですが、前目でつける馬が多く、埋ってしまう可能性も考えられます。

差しで走る可能性もありますが、その場合も難しい展開になりそうです。

しかし、能力は上位なので単穴としました。

連下△ ウォーターリヒト

連下はウォーターリヒトです。

血統的には瞬発力とパワー能力が高く、前走東京新聞杯でも追込みから勝利しています。
今回のレースでも前走と似たミドルペースの展開になる可能性が高く、前目の脚質はかなり難しい展開になると考えられます。

枠が7枠14番と外枠で瞬発力を発揮しやすい枠であるため、非常に期待できるため連下にしました。

コース解説

【東京競馬場芝1600m】過去血統データから読み解く!コース解説

東京競馬場芝1600mを血統の観点から考察!コースの特徴と過去の血統データから適性の高い血統を解説!

コース説明

スタートしてからなだらかな下り坂になります。ポジション争いは激化しにくく、枠の有利不利も少ないです。
スタートから直線を抜けると3コーナーに入ります。3コーナーには、下りで侵入するため、スピードが落ちず息が抜けなくなっています。そのため、スタミナの消耗が激しいコースになっています。

最終直線は525mと長く、かなりの瞬発力が求められます。
スタミナ・瞬発力・スピードと総合的な能力が求められるコースです。

血統から分かるコース適正

・1800m以上のスタミナが必要

・見た目以上にタフなコース

・スローペースになりやすいが、瞬発力が求められる。

・生粋のマイラーはねらい目

評価基準

評価基準高評価基準理由
種牡馬適正中距離スタミナ・瞬発力・スピードのある王道種牡馬またはマイラー種牡馬
能力1瞬発力瞬発力を活かしやすいコース
能力2持続力スピードの持続性が必要
能力3パワー最終直線での坂に影響

東京芝1600mでは、マイル戦でありながらスタミナの消耗が激しいため、中距離種牡馬が好成績となっています。
スタミナ以外にもスピード・パワー・瞬発力など総合値の高さが重要になります。

東京競馬場ということもあり、最終直線勝負になります。
そのため、高い瞬発力や末脚の持続力など最終直線で発揮できる能力が欲しいです。

また、距離以上に消耗が激しいコースなので、最終直線を登れるだけの潜在的なパワー能力(ダート血統の内包など)が有利に働きます。

人気馬血統診断

シックスペンス

父:キズナ
母:フィンレイズラッキーチャーム(ファピアノ系×ファピアノ系)

キズナ産駒はマイル~中距離を得意とする産駒が多く、東京1600mでは複勝率28%となっています。
母フィンレイズラッキーチャームは米国短距離ダート馬でGⅠを1勝した牝馬で、目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向からマイルも可能とは思いますが、1800m~2000mのほうが向く血統です。

血統全体では、キズナ産駒、母父・母母父ファピアノであるため、高い瞬発力とパワーを兼ね備えた血統です。
ミスタープロスペクター系が豊富な点やダンチヒのクロスとスピード能力も高く総合値は高いです。

瞬発力は高いですが、持続力がある血統ではないため展開やペースに左右されやすい点はマイナスです。

種牡馬適正瞬発力持続力パワー総合評価
A

ジャンタルマンタル

父:パレスマリス
母:インディアマントゥアナ(シアトルスルー系×ストームバード系)

パレスマリス産駒はデータ数が少ないですが、芝・ダートともに2000m以下を得意とした産駒が多いです。
父パレスマリスはダートマイル~中距離で活躍した馬でダート2400mGⅠで1着とスタミナとパワーに長けた馬だったようです。
母インディアマントゥアナはダート・芝マイル系の牝馬で目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向からマイルはベストだと考えられます。

血統全体では、ダート馬のようなスピード・パワー・スタミナのある血統です。芝適性に関しては今までも芝で活躍している点や父方にヴァイスリージェント系が内包されている・母が芝・ダートどちらでも走っている点から実績・血統面ともに問題ありません。
また、東京競馬場の長い直線を得意としたボールドルーラーを母父に内包できておりかなり高評価です。

種牡馬適正瞬発力持続力パワー総合評価
S

ソウルラッシュ

父:ルーラーシップ
母:エターナルブーケ(Dサンデー系×ストームバード系)

ルーラーシップ産駒は中距離以上を得意とした産駒が多く、東京芝1600mの複勝率は25%となっています。
母エターナルブーケは芝2000m前後で活躍した牝馬で目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向からマイル~2000m前後が適性です。

血統全体では、ルーラーシップ産駒×Dサンデー系、母母父ストームバード系と瞬発力、パワー能力が高く言わずもがなですが、マイラー向きの血統です。

持続力はあまり高くないため、やはりマイルチャンピオンシップに比べてやや適性は低いと思いますが、去年は3着と好走しているので、今年こそはと期待できる血統です。

種牡馬適正瞬発力持続力パワー総合評価
A

筆者が選ぶ注目穴馬!

ガイアフォース

父:キタサンブラック
母:ナターレ(ヴァイスリージェント系×Tサンデー系)

キタサンブラック産駒はマイル~中距離を得意とした産駒が多く、東京芝1600mの複勝率は31%となっています。
母ナターレはダートマイル~中距離系の牝馬で目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向からマイルはベストな距離です。

血統全体では、キタサンブラック産駒×母父クロフネと瞬発力、パワー、スピードと総合力が高い血統です。
ノーザンテーストの5×4もあり非常に勝負根性のある血統ですが、6歳と衰えがあるのでそこは心配です。
しかし、安田記念では2年連続4着と好走しているので、適性は高いです。

種牡馬適正瞬発力持続力パワー総合評価
A

血統診断表

馬名種牡馬適正瞬発力持続力パワー総合評価
シックスペンスA
ジャンタルマンタルS
ソウルラッシュA
トロヴァトーレA
ウォーターリヒトA
ブレイディヴェーグB
エコロヴァルツA
ジュンブロッサムB
ウインマーベルC
ロングランB
マッドクールC
ガイアフォースA
レッドモンレーヴC
サクラトゥルージュC
シャンパンカラーB

5月30日時点上位15頭オッズ順