【函館競馬場 芝1200m】過去血統データから読み解く!コース解説

血統から分かるコース適正

・短距離戦に適応した最低限のスピード能力は必要

・スタミナの要求値は高い

・瞬発力型×

・総合的に適性の高いヴァイスリージェント系がおすすめ

函館競馬場 芝1200mで開催される重賞レース

函館2歳ステークス(GⅢ)
函館スプリントステークス(GⅢ)

コース解説

スタート地点は2コーナー出口付近のポケットになります。

短距離戦ではあるものの、初めの直線がながいことや上り坂であることから先行争いはそこまで激化しません。

この上り坂は傾斜はないものの、スタートから4コーナー入り口まで続いており、パワー・スタミナも要求されます。
4コーナーからは平坦・下り坂になるため、ここから各馬仕掛けていきます。

最終直線は約250mと非常に短く、この段階で後方の馬はかなり厳しい展開になります。
前半からかなりのハイペースになれば、後方からの可能性はありますが、基本的には4コーナー出口である程度の位置を確保しておく必要があります。

道中坂が多い点や洋芝である点などからスピード重視というよりは、パワー・スタミナに重点を置いたコースになっています。

過去血統データ

種牡馬

種牡馬1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
サクラバクシンオー34232417%17%22%
ロードカナロア340142114%33%33%
ダイワメジャー11316215%10%24%
フジキセキ200151712%12%12%
クロフネ31191421%29%36%
キンシャサノキセキ13010147%29%29%
スウェプトオーヴァーボード12110147%21%29%
キングカメハメハ1115813%25%38%
マツリダゴッホ1015714%14%29%
ディープインパクト1105714%29%29%
アドマイヤムーン2004633%33%33%
キズナ2004633%33%33%
ハーツクライ010560%17%17%
アグネスデジタル1104617%33%33%
ストーミングホーム1013520%20%40%
マンハッタンカフェ1112520%40%60%
ジョーカプチーノ1012425%25%50%
ヨハネスブルク001340%0%25%
ビックアーサー1021425%25%75%
ジャイアンツコーズウェイ1100250%100%100%
アイルハヴアナザー010120%50%50%
ディープブリランテ001120%0%50%
ベーカバド001120%0%50%
ディスクリートキャット001120%0%50%
ヘニーヒューズ1001250%50%50%
ファインニードル001010%0%100%
ミッキーアイル10001100%100%100%
マクフィ010010%100%100%

母父系統

母系統1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
Tサンデー系34241506%14%18%
プリンセリーギフト系333152413%25%38%
Pサンデー系322132015%25%35%
ヴァイスリージェント系12015186%17%17%
ロベルト系00314170%0%18%
フォーティナイナー系11112157%13%20%
ダンチヒ系202101414%14%29%
キングマンボ系11010128%17%17%
サンデーサイレンス系1019119%9%18%
ストームバード系10181010%10%20%
グレイソヴェリン系1008911%11%11%
ミスタープロスペクター系000990%0%0%
リファール系001780%0%13%
ゴーンウエスト系000770%0%0%
サドラーズウェルズ系010670%14%14%
Dサンデー系001670%0%14%
シーキングザゴールド系1204714%43%43%
ウッドマン系010560%17%17%
ボールドルーラー系1004520%20%20%
ノーザンダンサー系001340%0%25%
ヘイロー系001340%0%25%
ヌレイエフ系010340%25%25%
レッドゴット系000440%0%0%
ディープインパクト系010230%33%33%
ネヴァーベンド系001230%0%33%
ニジンスキー系1002333%33%33%

血統から分かるコースの特徴

パワー・スタミナは求められるがやはり短距離戦

コース解説でパワー・スタミナのいるコースと紹介しましたが、血統データでは父系統ではキンシャサノキセキ産駒やスウェプトオーヴァーボード産駒、母父系統ではダンチヒ系が戦績上位であるため短距離戦らしくスピード能力の高さは重要になってきます。

そのため、スタミナが求められるから中距離志向の強い馬、パワーが求められるからダート志向の強い馬といったわけではなく、あくまで「短距離戦の中で」というのは念頭に置いたほうがよさそうです。

短距離戦の中ではスタミナの要求値がかなり高い

出走数・勝率の観点でみるとロードカナロア産駒、クロフネ産駒、母父プリンセリーギフト系、母父Pサンデー系と短距離~2000m前後を適性とした産駒の戦績がよくなっており、短距離戦の中でもトップクラスにスタミナが求められるコースです。

少なくとも1400m以上で実績の欲しいコースです。

瞬発力型はかなり厳しい

コース説明でも紹介しましたが、前目押切が強いコースであるためサンデー系を中心とした瞬発力型血統は出走数も少なく、戦績も奮っていないのでかなり難しい競馬になりそうです。

新潟、東京など上がりを出しやすいコースで勝利した馬などは人気しやすい傾向にありますが、このコースでは難しい展開になるため注意が必要です。

函館芝1200mで狙いたい血統

ヴァイスリージェント系産駒・系統

ヴァイスリージェント系産駒・系統は芝・ダートを兼用できる産駒も多く、適性距離も短距離~2000m前後を得意としています。
そのため、パワー・スタミナ面が他血統よりも高くなります。

ミスタープロスペクター系やPサンデー系でスピード能力では劣るため他競馬場の短距離戦では奮いませんが、このコースではスピード能力だけでは難しいので相対的に強くなること系統がねらい目になります。

血統から分かるコース適正

・短距離戦に適応した最低限のスピード能力は必要

・スタミナの要求値は高い

・瞬発力型×

・総合的に適性の高いヴァイスリージェント系がおすすめ