【朝日杯FS2024予想】人気馬から穴馬までまる分かり血統診断

コース解説

コース解説と過去10年データの血統分析はこちらから

【京都競馬場 芝1600m】過去10年血統から読み解く!コース解説

東京競馬場芝2400mを血統の観点から考察!コースの特徴と過去10年の血統データから適性の高い血統を解説!

コースの特徴

スタートしてから3コーナーまで約700mあり、横並びの状態で向こう正面を走るため先行争いは激化しにくいです。一方で、枠による有利不利は最小限になっています。

向こう正面中ほどから急な上り坂が始まり、3コーナー中ほどから急な下り坂になる地形をしています。そのため、スタミナの消耗が激しく、騎手のペース配分も重要になってくる地点です。

坂を下ると約400mの最終直線に入ります。最終直線には坂はなく、ヨドの坂を下ったスピードをフルに生かせるため、トップスピードの速い馬が好走しています。

また、2歳戦ということもあり、早熟傾向も重要な要素になってきます

Point!

・父・母父ともに中距離血統が狙い目

・種牡馬は中距離血統。特にダンチヒ系種牡馬は戦績が良い!

瞬発力よりもスタミナとパワー

・早熟傾向の強い血統

人気馬血統診断

ミュージアムマイル

リオンディーズ×Tサンデー系の母という血統です。

リオンディーズ産駒は短距離から2000m付近で活躍する馬が多いですが、中長距離で出走した場合もさほど戦績は悪くありません。芝では京都、函館などの平坦に強く、ミュージアムマイルも前走2戦京都で1着とリオンディーズ産駒らしい戦績です。また、馬体の完成は早く早熟傾向も高いのでプラス材料です。

母はTサンデー系(ハーツクライ)×ヴァイスリージェント系とスタミナ、スピードの持続力に優れた血統です。

血統全体でみると、中距離適性、早熟傾向、スピードの持続力と今回のレースに適した能力が高いことに加えてパワー能力も高いため好走が期待できます。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
A

アルテベローチェ

モーリス×ディープインパクト系の母という血統です。

モーリス産駒は短距離から中距離で活躍する馬が多く、坂の有無が関係ないため、走れるコースの幅が広いです。また、早熟傾向は非常に強く2歳時に狙いたい産駒です。

母はディープインパクト×レッドゴット系で高い瞬発力とスタミナがある血統です。

モーリス×ディープインパクトの相性がよくモーリスの持つパワーをディープインパクトの欧州血統の持続力で補完する形になり、非常に良い血統です。似た配合にはジュラルディーナ(エリザベス女王杯1着)、ディヴィーナ(府中牝馬1着)、アルナシーム(朝日杯FS4着)とマイルから中距離で活躍した馬も多くいます。

牝系も2000m以下の重賞で勝ち負けできる血統なのでプラス評価です。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
S

アルレッキーノ

ブリックスアンドモルタル×ミスタープロスペクター系の母という血統です。

ブリックスアンドモルタル産駒はマイル付近から中距離で活躍する馬が多く、コースは坂が適度にある中京や阪神を得意としています。まだデータが少ないですが、2歳時点ではあまり勝率は高くはないです。

母はミスタープロスペクター系(キングカメハメハ)×サンデーサイレンス系となっており、似た配合にアスクカムオンモアやクランフォードがおりどちらも重賞勝ちがなく奮わない印象です。しかし、母のチェッキーノはチェルビニア(オークス、秋華賞)やノッキングポイント(新潟記念)を輩出した牝馬で牝系はかなり良いです。

血統全体では、早熟傾向はやや薄いですが、中距離適性とスピードの持続力に長けた血統なので今回のコースへの適性は高そうです。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
A

タイセイカレント

モーリス×サドラーズウェルズ系の母という血統です。

モーリス産駒は短距離から中距離で活躍する馬が多く、坂の有無が関係ないため、走れるコースの幅が広いです。また、早熟傾向は非常に強く2歳時に狙いたい産駒です。

母はサドラーズウェルズ系×ダンチヒ系でかなりの欧州血統でスタミナを活かした粘り強い競馬が得意そうです。

血統全体では中距離適性、早熟傾向はプラス評価ですが、ロベルト系×欧州血統という配合から渋った馬場で狙いたい血統です。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
B

トータルクラリティ

バゴ×Tサンデー系の母という血統です。

バゴ産駒は距離不問な産駒が多く、坂の有無もあまり影響しません。また、かなりの晩成型で4歳でピークを迎える産駒です。産駒としてはあまり強い産駒ではないですが、クロノジェネシスやステラヴェローチェのようにサンデー系を内包することで化ける馬もいるので要注意な産駒です。

母はTサンデー系(スペシャルウィーク)×ミスタープロスペクター系でバゴ産駒で賞金上位の馬はヘイロー+ノーザンダンサーまたはミスタープロスペクターのクロスをもつのでヘイローとミスタープロスペクターのクロスを持つトータルクラリティは高評価です。

血統としては評価が難しいですが、晩成傾向の強いバゴ産駒で前走GⅢ1着と現状戦える能力はあるため、クロノジェネシスやステラヴェローチェのような素晴らしい馬になる可能性があり、将来楽しみな1頭です。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
B

注目穴馬血統診断

ランスオブカオス

シルバーステート×サドラーズウェルズ系の母という血統です。

シルバーステート産駒は1800m以上で活躍する馬が多く、瞬発力のいる中山を得意とした産駒です。馬体の完成は早いほうですが、はや枯れタイプの産駒です。

母はサドラーズウェルズ系×サンデー系でしぶとい足が魅力の血統です。

血統全体では、サドラーズウェルズやニジンスキーといった欧州の血統とシルバーステートを含むサンデー系の血統が良い塩梅になった配合であるため、重賞で勝ち負けできそうな血統です。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
A

ソードマスター

エピファネイア×kingmanbo系の母という血統です。

エピファネイア産駒は中距離で活躍する馬が多く、坂の有無はあまり影響しない産駒です。かなりの早熟タイプで2歳~3歳が狙い目です。

母はキングカメハメハ×サンデー系となっており、日本芝適性、中距離適性が高い血統です。

エピファネイア×キングカメハメハはニアリークロスが多く発生するため、かなり良い配合で同じ配合にデアリングタクトやイズジョーノキセキなどがいます。配合としては良いですが、牝馬限定での傾向が強く牡馬では奮わない印象です。

牝系はデアリングタクトと同じデアリングハートの牝系なので、牝系の評価は高いです。

血統はかなり良くコースにも適していますが、未勝利から上がったばかりの馬なので、過度な期待はできません。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
A

ドラゴンブースト

スクリーンヒーロー×ミスタープロスペクター系の母という血統です。

スクリーンヒーロー産駒はマイルから長距離で活躍する馬が多く、瞬発力が高いため平坦よりも起伏のあるコースのほうが得意です。成長は早いほうではなく、3歳から4歳がピークです。

母はミスタープロスペクター系×ニジンスキー系と米国系の血統でパワーに優れた血統です。

血統全体では、適性距離はマイル以上で上がりのかかるレースのほうが向いていそうですが、前走京都で好走しているため、問題ないと考えられます。また、インリアリーやヘイルトゥリーズンのクロスがありトップスピードも高い血統です。

早熟傾向の薄いスクリーンヒーロー産駒なので、どれほど馬体が完成しているかがカギになりそうです。

中距離適性早熟牝系能力総合評価
A

血統診断表

評価馬名
Sアルテベローチェ
Aミュージアムマイル
アルレッキーノ
ランスオブカオス
ソードマスター
ドラゴンブースト
Bタイセイカレント
パンジャタワー
アドマイヤズーム
ダイシンラー
Cニタモノドウシ
エイシンワンド
クラスペディア
ヒラボクカレラ
テイクイットオール
エルムライト
コスモストーム
あくまで血統のみの評価です。コンディションや調教などは考慮していません

Race

Posted by dooto0731