【中山競馬場 芝2200m】過去血統データから読み解く!コース解説

2025年1月22日

血統から分かるコース適正

・欧州的なパワーが必要で非常にタフなコース

・距離以上にスタミナが求められる

・秀でた能力<総合的な能力の高さ

・長距離血統が◎

中山競馬場 芝2200mで開催される主な重賞レース

AJCC(GⅡ)

セントライト記念(GⅡ)

オールカマー(GⅡ)

コース解説

スタートするとすぐに急坂があり直線も長いのであまりペースは上がりません。しかし、1コーナーを過ぎると下りになるため全体ではミドルペースに落ち着きます。

スタートから非常に長い下り坂になっており、スタートからスピードに乗りやすいです。スピードが出やすいため、ペース配分が難しく
コントロールの効く馬が有利です。

最終直線は約310mです。最終200mには急坂があり逃げは起伏で大幅に減速、追込は直線の短さで届かないことが多く、先行が有利になります。

過去血統データ

種牡馬

種牡馬1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
ディープインパクト514556806%24%30%
ステイゴールド55546618%16%25%
キングカメハメハ23330385%13%21%
ハーツクライ12523313%10%26%
シンボリクリスエス11120234%9%13%
ブライアンタイム05016210%24%24%
マンハッタンカフェ212141911%16%26%
ゼンノロブロイ10216195%5%16%
アグネスタキオン201161911%11%16%
ジャングルポケット321111718%29%35%
モーリス200141613%13%13%
ハービンジャー201121513%13%20%
ルーラーシップ12111157%20%27%
スクリーンヒーロー310111520%27%27%
フジキセキ11110138%15%23%
タニノギムレット01012130%8%8%
エピファネイア1019119%9%18%
ブラックタイド1019119%9%18%
ネオユニヴァース001890%0%11%
ロードカナロア1025813%13%38%
オルフェーブル010780%13%13%
キングヘイロー1015714%14%29%
ノヴェリスト012470%14%43%
ヴィクトワールピサ1005617%17%17%
トーセンホマレボシ1203617%50%50%
デュランダル001560%0%17%
ダイワメジャー000550%0%0%
キズナ000550%0%0%
ドリームジャーニー011350%20%40%
ゴールドシップ1112520%40%60%
キタサンブラック1102425%50%50%
ナカヤマフェスタ1003425%25%25%
ドゥラメンテ010340%25%25%
バゴ000440%0%0%
ディープブリランテ000330%0%0%
シルバーステート001230%0%33%
ディープブリランテ000220%0%0%
マツリダゴッホ000220%0%0%
クロフネ000220%0%0%
リアルスティール20002100%100%100%
AJCC(GⅡ),セントライト記念(GⅡ),オールカマー(GⅡ)過去データより集計

母系統

母系統1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
ミスタープロスペクター系52650638%11%21%
ロベルト系23243504%10%14%
Tサンデー系10338422%2%10%
グレイソヴェリン系24024307%20%20%
サンデーサイレンス系23322307%17%27%
サドラーズウェルズ系24017239%26%26%
ダンチヒ系10416215%5%24%
ディープインパクト系213142010%15%30%
ヴァイスリージェント系410131822%28%28%
ノーザンダンサー系00016160%0%0%
ストームバード系0228120%17%33%
ヘイロー系1118119%18%27%
プリンセリーギフト系10181010%10%20%
Pサンデー系000880%0%0%
リファール系1006714%14%14%
ニジンスキー系020350%40%40%
ファイントップ系1013520%20%40%
ネヴァーベンド系000550%0%0%
ボールドルーラー系021250%40%60%
ハンプトン系010450%20%20%
ヌレイエフ系010450%20%20%
ブランドフォード系1003425%25%25%
ライズアネイティブ系1003425%25%25%
リボー系001230%0%33%
トールビヨン系1002333%33%33%
ノーザンテースト系000330%0%0%
ダマスカス系000220%0%0%
トムフール系000220%0%0%
ネイティブダンサー系000220%0%0%
レッドゴット系010120%50%50%
Dサンデー系000220%0%0%
ハイペリオン系000110%0%0%
ナスルーラ系000110%0%0%
マンノウォー系000110%0%0%
ニアークティック系000110%0%0%
AJCC(GⅡ),セントライト記念(GⅡ),オールカマー(GⅡ)過去データより集計

起伏に強いパワーが求められる

過去データを見ると母父はヴァイスリージェント系、サドラーズウェルズ系といった起伏や長い直線を得意とする血統の戦績が良くなっています。

そのため、このコースでは起伏への持続的な適応力が重要になっていることがわかります。

ダンチヒ系の血が濃い産駒(ハービンジャー産駒や母父ダンチヒ系など)は戦績自体悪くはないですが、他コースと比べるとやや低い印象です。

ダンチヒ系はトップスピードに秀でる反面、ややパワー系統は下がるので、その差が欧州血統の中でも差を生んでいる要因だと考えられます。

ストームバード系はダート的なパワーになりますが、スタミナが持つ血統であれば、好走できそうです。

スタミナ型種牡馬が優勢

他コースでは珍しくジャングルポケット産駒、ノヴェリスト産駒が戦績上位になっています。

この両産駒の共通点はスタミナと長い末脚です。

そのため、距離は2200mですがそれ以上のスタミナを求められるコースとなっており、長距離適性の高い馬の好走が目立ちます。

また、ジャングルポケット産駒が好走している点、母父グレイソヴェリン系も然程悪い値ではない点やハーツクライ系、ルーラーシップ産駒の戦績もよい点からトニービンの血が強く影響している可能性が高いです。

総合力が大切

過去データを見ると圧倒的にサンデー系の血が優勢になっています。

ミスタープロスペクター系、ロベルト系はあまり奮わない結果となっています。

このことから、高いトップスピードや瞬発力といった能力よりも、バランスのとれた総合力が求められるコースになっていることがわかります。

血統から分かるコース適正

・欧州的なパワーが必要で非常にタフなコース

・距離以上にスタミナが求められる

・秀でた能力<総合的な能力の高さ

・長距離血統が◎

Course

Posted by dooto0731