【京都競馬場 2200m】過去血統データから読み解く!コース解説

血統から分かるコース適正

・京都2200mはスタミナが鍵となるコース。→持久力型種牡馬

・長い距離を一貫して速いペースで走る能力が重要。→母系統によるスピードの補完

・ コーナーが多く、スムーズなカーブが勝敗を左右する。→器用さのある馬、右回りを得意とした馬

・ 短い直線で一気に加速できる力が求められる。→種牡馬はサンデーサイレンス系が望ましい(ロベルト系は不振)

京都競馬場 2200mで開催される主な重賞レース

  • エリザベス女王杯(G1)
  • 京都記念(G2)
  • 京都新聞杯(G2)

コース解説

スタートしてから約400m平坦で位置取りも激化しにくく、ペースも緩やかになりやすいです。

向こう正面中ほどから3コーナー中ほどまで上り坂になり、ペースがかなりゆるみます。のぼりが終わるとここから一気に下ります。

後方脚質の馬はここで仕掛ける馬が多い印象です。

最終直線は404m平坦です。

スピードに乗った状態で最終直線に入るため、トップスピードの速い馬が好走しやすいです。

過去血統データ

種牡馬

種牡馬1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
ディープインパクト91216721098%19%34%
ハーツクライ26136454%18%20%
キングカメハメハ41533439%12%23%
マンハッタンカフェ513303913%15%23%
ステイゴールド25327375%19%27%
ハービンジャー11123264%8%12%
アグネスタキオン310202413%17%17%
キズナ42191625%38%44%
タニノギムレット200141613%13%13%
ジャングルポケット221111613%25%31%
クロフネ00015150%0%0%
ゼンノロブロイ10014157%7%7%
オルフェーブル22091315%31%31%
ルーラーシップ1129138%15%31%
シンボリクリスエス01012130%8%8%
ネオユニヴァース1219138%23%31%
ロードカナロア1127119%18%36%
エピファネイア0119110%9%18%
ダイワメジャー000990%0%0%
ゴールドシップ001890%0%11%
スクリーンヒーロー011570%14%29%
キングヘイロー010670%14%14%
ヴィクトワールピサ000770%0%0%
モーリス1104617%33%33%
メイショウサムソン000550%0%0%
バゴ1004520%20%20%
エリザベス女王杯(G1),京都記念(G2),京都新聞杯(G2)より集計

母系統

母系統1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
サンデーサイレンス系12227323%9%16%
ロベルト系21127316%10%13%
キングマンボ系314152313%17%35%
グレイソヴェリン系200161811%11%11%
Tサンデー系200151712%12%12%
サドラーズウェルズ系03111150%20%27%
ヴァイスリージェント系11211157%13%27%
ストームバード系1248157%20%47%
ダンチヒ系210111414%21%21%
ディープインパクト系200101217%17%17%
リファール系21181217%25%33%
フォーティナイナー系200101217%17%17%
ニジンスキー系01010110%9%9%
ミスタープロスペクター系22161118%36%45%
ボールドルーラー系041490%44%56%
Pサンデー系000990%0%0%
ヌレイエフ系023380%25%63%
ノーザンダンサー系020680%25%25%
ゴーンウエスト系002460%0%33%
トールビヨン系000440%0%0%
マキャベリアン系000440%0%0%
ヘイロー系000440%0%0%
Dサンデー系000330%0%0%
エリザベス女王杯(G1),京都記念(G2),京都新聞杯(G2)より集計

持久力優位のレース

京都2200mのコースは、レース全体を通して高い持久力が求められます。過去のデータを見ると、持久力に優れた血統(ディープインパクト、ステイゴールド、ジャングルポケット、オルフェーブル、ルーラーシップなど)の産駒が好成績を収めていることがわかります。

例えば、ジャングルポケット産駒は長距離戦での持久力が高い産駒です。ジャングルポケット産駒は他のコースではあまり奮わないものの京都2200mでの複勝率は他の種牡馬と比較しても高く、そのスタミナ能力が結果に結びついています。

また、母父系統ではサドラーズウェルズ系やボールドルーラー系の馬が持久力を活かして好成績を残しています。特に後半の伸び脚が優れていることがデータからも確認できます。このような血統の馬は、長丁場での安定感が強みとなっています。

スピードの早さと持続力

京都2200mでは、長い距離を一貫して速いペースで走り続けるスピードの速さと持続力も重要な要素です。先行馬優位であるため、レース序盤から中盤にかけて先行し、最後までスピードを維持できる馬が有利となります。

ルーラーシップ産駒はスピードの早さと持続力に優れ、このコースでの複勝率が高い傾向にあります。彼らは中盤でペースが上がっても速度を落とさず、終盤まで持ち味を発揮します。

さらに、母父系統のミスタープロスペクター系(キングマンボ系、フォーティナイナー系含む)やストームバード系、ヌレイエフ系の戦績が良くなっています。これらの系統は短距離~マイル的なスピードの早さと持続力に加えて、パワーを持っており、先行策から押し切るレース展開で好成績を収めています。

瞬発力の高さ

京都2200mのコースでは、最後の直線が約400mと短めであるため、一瞬でトップスピードに乗ることができる瞬発力が勝敗を大きく左右します。レース終盤の限られた距離で他馬を抜き去るためには、鋭い加速力が必要不可欠です。

種牡馬データではサンデーサイレンス系を内包する種牡馬の戦績が良くなっており、瞬発力の高さも必要なことがわかります。

特にディープインパクトやディープインパクトの産駒であるキズナ産駒の戦績がかなり良いことからも瞬発力の高さが京都2200mに強く起因していると言えます。

血統から分かるコース適正

・京都2200mはスタミナが鍵となるコース。→持久力型種牡馬

・長い距離を一貫して速いペースで走る能力が重要。→母系統によるスピードの補完

・ コーナーが多く、スムーズなカーブが勝敗を左右する。→器用さのある馬、右回りを得意とした馬

・ 短い直線で一気に加速できる力が求められる。→種牡馬はサンデーサイレンス系が望ましい(ロベルト系は不振)

Course

Posted by dooto0731