【新潟競馬場 芝2000m】過去血統データから読み解く!コース解説

血統から分かるコース適正

・スタミナ要求値は低め

・瞬発力を活かしやすいコース

・スピードとパワーをもつ血統に注目

・キングマンボ系は種牡馬・母父ともに◎

新潟競馬場 芝2000mで開催される重賞レース

新潟大賞典(GⅢ)
新潟記念(GⅢ)

コース解説

スタート地点は芝1400mと同じ地点(2コーナー付近ポケット)からのスタートになります。
スタートから3コーナーまで約950mと非常に長く、3コーナーに向かって登り坂となっています。

3コーナーからゴールまで下り坂→平坦となっており、ここから仕掛けることも少なくありません。
3,4コーナーはスパイラルカーブを採用しているため、スピードが落ちにくくなっています。

最終直線は約660mと日本で最長の長さになります。
ほとんど起伏がない平坦であるため、パワーは必要なく、純粋な速さが求められます。
最終直線が長いことで、瞬発力の高い馬が活躍しやすく、逃げ・先行馬は差し馬に差される可能性が高いです。

コース的には瞬発力の高い馬やトップスピードの速い馬の適性が高そうなコースになっています。

過去血統データ

種牡馬

種牡馬1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
ディープインパクト66771907%13%21%
ステイゴールド24132395%15%18%
キングカメハメハ432253412%21%26%
ハーツクライ02219230%9%17%
ジャングルポケット10117195%5%11%
シンボリクリスエス10213166%6%19%
ゼンノロブロイ11110138%15%23%
ハービンジャー10010119%9%9%
オルフェーブル001780%0%13%
キズナ002680%0%25%
ロードカナロア1006714%14%14%
ダイワメジャー010450%20%20%
ルーラーシップ1004520%20%20%
ブラックタイド011130%33%67%
ヴィクトワールピサ000330%0%0%
ネオユニヴァース1002333%33%33%
トウザグローリー2001367%67%67%
ローエングリン1101333%67%67%
モーリス1001250%50%50%
エピファネイア002020%0%100%
イスラボニータ1001250%50%50%
ワークフォース010120%50%50%
新潟記念、新潟大賞典より集計

母父系統

母系統1着2着3着着外合計勝率連帯率複勝率
サンデーサイレンス系21335415%7%15%
Tサンデー系23025307%17%17%
ロベルト系12420274%11%26%
ヴァイスリージェント系21218239%13%22%
ミスタープロスペクター系201161911%11%16%
グレイソヴェリン系02017190%11%11%
ダンチヒ系02011130%15%15%
キングマンボ系22171217%33%42%
サドラーズウェルズ系10010119%9%9%
ヌレイエフ系1107911%22%22%
リファール系002790%0%22%
プリンセリーギフト系1017911%11%22%
ディープインパクト系1007813%13%13%
ボールドルーラー系010780%13%13%
ノーザンテースト系001780%0%13%
フォーティナイナー系000770%0%0%
ニジンスキー系000770%0%0%
ファピアノ系1006714%14%14%
ストームバード系010560%17%17%
ライズアネイティブ系011460%17%33%
トールビヨン系000550%0%0%
Pサンデー系1202520%60%60%
シーキングザゴールド系001450%0%20%
ハンプトン系000440%0%0%
ノーザンダンサー系000330%0%0%
レッドゴット系000330%0%0%
マンノウォー系000330%0%0%
ウッドマン系001230%0%33%
ニアークティック系1011333%33%67%

新潟記念、新潟大賞典より集計

血統から分かるコースの特徴

スタミナ要求値は低め

種牡馬データを見ると、中距離産駒の出走が多いもののロードカナロア産駒やイスラボニータ産駒も善戦しています。
また、母父系統を見ると2000mでは珍しく短距離~マイル前後を得意としたPサンデー系とプリンセリーギフト系の戦績が良いです。
このことから、スタミナの要求値はそこまで高くなく、1800m以上走れる馬であれば問題なくパフォーマンスを発揮できるコースであると言えます。

瞬発力を活かしやすい

両データの好成績な血統を見ると、種牡馬ではディープインパクト系、母父系統ではサンデーサイレンス系(T,Pサンデー系含む)、ロベルト系、リファール系と瞬発力の高い血統の戦績が良くコースの特徴同様に瞬発力がレースのカギになっていることがわかります。
血統はもちろんですが、過去出走の上がりについてもチェックしておく必要があります。

一方で、サドラーズウェルズ系やグレイソヴェリン系は持続型血統で長い直線やロングスパートに向く血統ですが、あまり戦績が良くないため、馬券に入れる際は注意が必要です。

スピード+パワーを持つ血統がねらい目

新潟芝2000mではディープインパクト産駒の戦績をキングカメハメハ産駒が上回る結果となっており、母父系統ではキングマンボ系、ヌレイエフ系、ヴァイスリージェント系の戦績が良くなっています。
この結果から、平坦であるためパワー面は必要ないと思われがちですが、パワー面がある血統のほうが好走率が高いためパワーの有無は重要になってきそうです。

新潟芝2000mで狙いたい血統

キングカメハメハ系産駒、母父キングマンボ系

新潟芝2000mではキングカメハメハ産駒の複勝率が26%、母父キングマンボ系の複勝率が42%となっており非常に適性が高いと言えます。
データ上にはありませんが、ドゥラメンテ産駒やサートゥルナーリア産駒などは距離適性や瞬発力も高いため狙いたい血統になります。

血統から分かるコース適正

・スタミナ要求値は低め

・瞬発力を活かしやすいコース

・スピードとパワーをもつ血統に注目

・キングマンボ系は種牡馬・母父ともに◎