【函館スプリントステークス2025 予想】危険な人気馬からおいしい穴馬までまる分かり血統診断

2025年6月13日

コース解説

【函館競馬場芝1200m】過去血統データから読み解く!コース解説

函館競馬場芝1200mを血統の観点から考察!コースの特徴と過去の血統データから適性の高い血統を解説!

コース解説

スタート地点は外回りコースの4コーナー出口付近です。
スタートから下り坂になっており、直後のペースは上がりやすくなっており、ハイペース展開になることもしばしばあります。

直線を抜けて、1.2コーナー、向正面と平坦が続きます。
長い間平坦であるため、800m地点まで緩やかなペースで進みます。

3コーナーに入ると下り坂になっており、また最終直線も短いためここからレースが激化していきます。
そのため、3コーナーからゴールまでかなり早いペースになることも多く、長くスピードを維持できる能力も求めてきます。

最終直線は約350mと短く、坂もあるため後方一気は難しいです。

東京競馬場を得意とした瞬発力型よりも中山競馬場などを得意とした持久力型を評価したいコースです。

評価基準

評価基準高評価基準理由
種牡馬適正中長距離長距離を得意とした産駒の戦績が良い
能力1スピード短距離戦であるため
能力2持続力最終直線が短く、ロングスパート向き
能力3パワー上り坂が多く、洋芝であるため

函館1200mは短距離戦ではあるものの、スピード能力だけが高い馬が勝ち切るのは厳しく、持続力やパワー能力も問われるコースです。

短距離戦の中では、上り坂や洋芝の影響もありスタミナの要求値も高く、ダート志向の強い血統や中距離志向の強い馬が強いのも特徴です。

短距離戦なので、スピード能力の高い馬を選びがちですが、パワー能力の有無も考慮しましょう。

人気馬血統診断

ナムラクレア

父:ミッキーアイル
母:サンクイーンⅡ(ストームバード系×ロベルト系)

ミッキーアイル産駒は短距離~マイルを得意とした産駒が多く、函館芝1200mの複勝率は41%となっています。
母サンクイーンⅡは米国のダート馬で目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向から距離適性は1200m~マイルくらいなので、距離の問題はありません。

血統全体では、ミッキーアイル産駒×母父ストームバード系と短距離志向の強いスピード型の血統です。また、パワー能力もかなり高くミッキーアイル産駒は洋芝を得意とするため、パワー能力に関しても適性はかなり高いと言えます。

しかし、持続型ではなく瞬発力型であるためその点は少し難しい可能性はありますが、おととしの同レースの出走では先行位置で競馬をして1着をとっているので問題なく好走できそうです。

種牡馬適正スピード持続力パワー総合評価
A

ビッグシーザー

父:ビッグアーサー
母:アンナペレンナ(ストームバード系×ライズアネイティブ系)

ビッグアーサー産駒は短距離を得意とした産駒が多く、函館芝1200mの複勝率は35%となっています。
母アンナペレンナはダート中距離的な馬で目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向から距離適性は1000m~1400mで距離の問題はなさそうです。

血統全体では、ビックアーサー産駒×母父ストームバード系と短距離志向の強いスピード型の血統です。また、ストームキャット4×4があり、パワー能力も高く適性は高いです。

父プリンセリーギフト系、母がダート中距離馬であるため、スタミナを活かした競馬が得意な血統なので、コース適性はかなり高そうです。

種牡馬適正スピード持続力パワー総合評価
S

ジューンブレア

父:アメリカンファラオ
母:ラップオブラグジュアリー(サドラーズウェルズ系×ブルージンググルーム系)

アメリカンファラオ産駒はダート向きで短距離を得意とした産駒が多く、出走数は少ないですが函館芝1200mの複勝率は50%となっています。
母ラップオブラグジュアリーは欧州マイル系の馬で目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向から適性距離は1000m~1400mで距離の問題はなさそうです。

血統全体では、アメリカンファラオ産駒によるスピード・パワーを母父サドラーズウェルズ系で持続力を強化したような血統です。
アメリカンファラオ産駒はダートを得意としますが、母母父にブルージンググルーム系が内包されているため、芝への適性も問題はなさそうです。

総合的な能力は高いですが、スピード能力が劣る印象があるので、注意が必要です。

種牡馬適正スピード持続力パワー総合評価
A

筆者が選ぶ注目穴馬!!

カルチャーデイ

父:ファインニードル
母:ラルティスタ(シーキングザゴールド系×Tサンデー系)

ファインニードル産駒は短距離~中距離を得意とした産駒が多く、函館芝1200mの複勝率は35%となっています。
母ラルティスタは芝短距離系の馬で目立った産駒は輩出していませんが、牝系内にはフェアリーS(GⅢ)のファインルージュなどがいます。
父・母の傾向から距離適性は1200m~マイルで距離の問題はなさそうです。

血統全体では、ファインニードル産駒×母父マイネルラヴと短距離スピード志向の強い血統です。また、ミスタープロスペクター系の内包が多くダート向きな点も高評価です。

種牡馬適正スピード持続力パワー総合評価
S

血統診断表

馬名種牡馬適正スピード持続力パワー総合評価
ナムラクレアA
ビッグシーザーS
ジューンブレアA
カピリナB
ミリアッドラヴA
インビシブルパパA
ペアポルックスC
ドンアミティエC
カルチャーデイS
ウイニングレイテストC
レイベリングC
モリノドリームA
ゾンニッヒC
ジョーメッドウィンB
フィアライアA

6月10日時点オッズ上位15頭