【京都競馬場 芝2200m】コース解析＋過去10年データから勝てる血統を考察

2024年10月29日2024年11月23日

コース解説

京都競馬場芝2200m開催レース

エリザベス女王杯（GⅠ）

京都記念（GⅡ）

京都新聞杯（GⅡ）

コースの特徴

京都競馬場芝2,200mは外回りコースを使用し、スタート地点は内回り4コーナーの出口付近からです。

スタートから最初のコーナーまで約397mと長く、ゆったりとしたペースで進むことが多いです。

向こう正面では平坦な部分が続き、途中から徐々に4.3mの上り坂「淀の坂」に入り、3コーナーで頂点に達した後、急な下り坂に変わります。

この下りで得たスピードを保ちつつ、最後の平坦な約400mの直線に突入するため、スピード持続力が求められます。

中盤はペースが緩みやすく、直線では速い上がりが必要なため、差しや追い込み馬が好走しやすいです。

また、長く脚を使えるスタミナも重要な要素となります。

枠は極端な内枠・外枠が有利になり、中枠は勝率が振るわない点を見るとやや不利だと言えます。

ペースはスローになりやすいですが、展開によってペースが変動しやすいレースです。

枠	1着	2着	3着	着外	勝率	連帯率	複勝率
1	3	4	2	32	7.3	17.1	22.0
2	4	3	3	34	9.1	15.9	22.7
3	2	5	2	36	4.4	15.6	20.0
4	3	4	5	37	6.1	14.3	24.5
5	2	2	2	31	5.4	10.8	16.2
6	5	2	5	43	9.1	12.7	21.8
7	4	8	6	48	6.1	18.2	27.3
8	7	3	4	55	10.1	14.5	20.3

ペース	スロー	ミドル	ハイ
回数	16	8	6
発生率	53%	27%	20%

京都競馬場芝2200mリーディング上位騎手

騎手	勝率	連帯率	複勝率
川田	36.4%	45.5%	72.7%
ルメール	42.9%	57.1%	57.1%
藤岡康	22.2%	44.4%	55.6%
岩田望	18.8%	37.5%	43.8%
藤岡裕	20.0%	60.0%	60.0%
横山和	16.7%	50.0%	66.7%
池添	21.4%	28.6%	35.7%
松山	13.3%	26.7%	33.3%
岩田康	12.5%	25.0%	37.5%

京都2200mはペースの難しさや展開が難しく騎手の力量が試される競馬場なので、騎手選びも大切になります。

京都2200mでは川田、ルメール、藤岡康騎手の入着率が高く、川田騎手に関しては70％台と非常に高いです。

池添騎手も勝率が高いため、狙っていきたい騎手になります。

過去10年間血統データ

父系統データ

父系統	1着	2着	3着
ディープインパクト	5	8	11
ステイゴールド	1	4	2
キングカメハメハ	2	1	3
ハーツクライ	1	5	0
ハービンジャー	1	1	2
マンハッタンカフェ	2	1	0
ルーラーシップ	1	1	0
ネオユニヴァース	1	1	0
キズナ	1	0	1

父系統はディープインパクト産駒、ステイゴールド産駒が上位です。

近年ではこの2頭の産駒であるキズナ産駒、オルフェーヴル産駒、ゴールドシップ産駒が成績を伸ばしています。

特徴としては、他のコースに比べてミスプロ系、ロバート系が少なく、サンデー系の適性距離が中距離以上の馬が好走しています。

母父系統データ

母父系統	1着	2着	3着
ミスプロ	6	2	6
サンデーサイレンス	3	2	3
ストームバード	1	3	4
ヌレイエフ	0	2	4
ロベルト	2	2	1
ヴァイスリージェント	1	1	3
リファール	3	1	1
ボールドルーラー	0	4	0
ダンジグ	2	1	0

母父系統ではミスプロ系、サンデー系が上位です。

他の競馬場に比べて、ストームバード系を母父に持つ馬が多く見られました。

また、ボールドルーラー系、ヌレイエフ系といったスタミナの底上げができる系統が多いところからも、距離以上にスタミナが求められていることが分かります。

母内包血統データ

母内包血統	内包回数
ミスプロ	12
レッドゴット	8
ネヴァーベンド	7
サンデー	4
ニジンスキー	4
ロベルト	4
ボールドルーラー	3
ダンジグ	3

母内包血統データではミスプロ系が上位です。

血統バランス的にこの部分でスタミナを補強している馬が多く、上位のレッドゴット系、ネヴァーベンド系が好走しています。