【京都競馬場 芝1600m】過去10年血統から読み解く!コース解説

2024年12月7日

京都競馬場 芝1600mで開催される主なレース

マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

マイラーズカップ(GⅡ)

京都金杯(GⅢ)

シンザン記念(GⅢ)

阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ) ← 2024年

朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ) ← 2024年

コース解説

スタートしてから3コーナーまで約700mあり、横並びの状態で向こう正面を走るため先行争いは激化しにくいです。一方で、枠による有利不利は最小限になっています。

向こう正面中ほどから急な上り坂が始まり、3コーナー中ほどから急な下り坂になる地形をしています。そのため、スタミナの消耗が激しく、騎手のペース配分も重要になってくる地点です。

坂を下ると約400mの最終直線に入ります。最終直線には坂はなく、ヨドの坂を下ったスピードをフルに生かせるため、トップスピードの速い馬が好走しています。

過去10年種牡馬データ

種牡馬1着2着3着着外勝率連帯率3着内率
ディープインパクト9855612%22%28%
外国種牡馬000360%0%0%
ダイワメジャー011200%5%9%
キングカメハメハ2331310%24%38%
ステイゴールド3011516%16%21%
アドマイヤムーン100147%7%7%
ハーツクライ111108%15%23%
ロードカナロア310923%31%31%
アグネスタキオン101108%8%17%
フジキセキ12089%27%27%
スクリーンヒーロ210818%27%27%
ハービンジャー222322%44%67%
マンハッタンカフェ01260%11%33%
ダンスインザダーク00170%0%13%
クロフネ101613%13%25%
マツリダゴッホ00070%0%0%
タイキシャトル01060%14%14%
ブラックタイド00060%0%0%
ネオユニヴァース00140%0%20%
サクラバクシンオー00050%0%0%
ディープブリランテ00140%0%20%
ヴィクトワールピサ02030%40%40%
マイルチャンピオンシップ、マイラーズカップ、京都金杯、シンザン記念の過去10年(京都開催のみ)から集計

短距離血統よりも中距離血統狙い目!

過去10年の種牡馬データを見ると、ダイワメジャー、アドマイヤムーン、マツリダゴッホなどといった短距離~マイルでの活躍馬を多く輩出する種牡馬はかなり戦績が悪いです。

一方で、ディープインパクト、キングカメハメハ、ロードカナロア、ハービンジャーなどのマイル~中距離以上での活躍馬を多く輩出する種牡馬は成績が良くなっています。

そのため、京都1600m(外)では、マイル~中距離での勝率が高い種牡馬またはマイル~中距離での戦績が良い馬を狙うのがよさそうです。

ダンチヒ系種牡馬は基本的に買い!

ダンチヒ系はトップスピードの速さと中距離以上で活躍できるスタミナを有することが特徴です。

京都芝1600m(外)の地形から、ヨドの坂では勾配が激しく距離以上に体力を消耗しやすいことや最終直線では下り坂の影響でトップスピードに乗りやすいことなどが挙げられ、ダンチヒ系種牡馬と相性が良いことが分かります。

今回統計を取った4レースではハービンジャー産駒【2-2-2-3】、スニッシェル産駒【0-0-1-2】、チーフベアハート産駒【0-0-1-2】、キングマン産駒【1-0-0-1】とダンチヒ系種牡馬が【3-2-4-8】と非常に好成績であるため、ダンチヒ系種牡馬の産駒は積極的に狙いたいです。

過去10年母系統データ

母系統1着2着3着着外勝率連帯率3着内率
サンデーサイレンス系689587%17%28%
ミスタープロスペクター系621569%12%14%
ダンチヒ系243236%19%28%
ロベルト系110234%8%8%
ニジンスキー系2111610%15%20%
ヴァイスリージェント系121165%15%20%
リファール系101185%5%10%
ノーザンダンサー系102146%6%18%
ストームバード系011110%8%15%
ネヴァーベンド系111108%15%23%
ボールドルーラー系00390%0%25%
グレイソヴェリン系11288%17%33%
サドラーズウェルズ系201917%17%25%
ヘイロー系120710%30%30%
マンノウォー系110810%20%20%
ノーザンテースト系01050%17%17%
プリンセリーギフト系110417%33%33%
ヌレイエフ系00060%0%0%
ファラリス系01030%25%25%
レッドゴット系00130%0%25%
セントサイモン系00120%0%33%
ハンプトン系100150%50%50%
ロイヤルチャージャー系00020%0%0%
ニアークティック系01000%100%100%
マイルチャンピオンシップ、マイラーズカップ、京都金杯、シンザン記念の過去10年(京都開催のみ)から集計

サンデーサイレンス系はTサンデー系、ミスタープロスペクター系はキングマンボ系

過去10年の母系統データを見るとサンデーサイレンス系、ミスタープロスペクター系が多く出走しています。

この2種をさらに細分化してみると、サンデーサイレンス系では、マンハッタンカフェやハーツクライといった芝中距離での活躍が多いサンデーサイレンス系(Tサンデー系)、ミスタープロスペクター系では、キングカメハメハやロードカナロアといったキングマンボ系が最も成績が良くなっています。

ノーザンダンサー系はスタミナ・パワー>瞬発力

ノーザンダンサー系ではダンチヒ系、ニジンスキー系、ヴァイスリージェント系とスタミナとパワーで押し切ることやトップスピードの維持が得意な血統が好成績を収めています。

一方で、リファール系やストームバード系といった瞬発力を活かしたスピードを持つ母系は成績が悪くこのコースでは適性が低くなっています。

Point!

・父・母父ともに中距離血統が狙い目

・種牡馬は中距離血統。特にダンチヒ系種牡馬は戦績が良い!

瞬発力よりもスタミナとパワー

Course

Posted by dooto0731