【優駿牝馬(オークス)2025 予想】危険な人気馬からおいしい穴馬までまる分かり血統診断

買い目
開催日は曇りですが、前日は雨になっているため、良~稍重であると考えられます。
ペースはスロー~ミドルペースになると考えられます。
そのため、最終直線での瞬発力勝負になると考えられます。
本命◎ アルマヴェローチェ
本命はアルマヴェローチェです。
今回のメンバーの中では実力・能力は上位で前走桜花賞では、上がり1位と世代トップクラスの瞬発力があり、瞬発力の活かしやすい東京競馬場と相性が良く、高評価です。
血統的にはパワー面が不安ですが、前走桜花賞で稍重の中で2着と好走できたので、あまり心配しなくてもよさそうです。
1枠1番と埋もれてしまう可能性のある枠番ですが、能力が高いため本命としました。
対抗〇 カムニャック
対抗はカムニャックです。
血統評価はCですが、ブラックタイド×プリンセリーギフト系とキタサンブラックと似た血統で評価しにくい血統でした。
前走フローラSでは中位から瞬発力を活かした勝ち方ができており、東京競馬場の勝ち方では理想的です。
瞬発力については世代でもトップクラスだと考えられます。
7枠15番と末脚を活かしやすい枠でかなり力を発揮しやすいため、対抗としました。
単穴▲ ブラウンラチェット
単穴はブラウンラチェットです。
瞬発力があるタイプではないですが、長い末脚のある血統で、東京競馬場向きの血統です。
前走阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞とマイル戦が続き、スピードが問われるレースであったため不向きだったと考えられます。
血統的には2000m以上が適性だと考えられるので、今回のレースでは上位に入れるポテンシャルのある馬です。
距離的には適性が高いので単穴としました。
連下△ リンクスティップ
連下はリンクスティップです。
出遅れ癖があることや前走後方から末脚を使えたことなどから、東京競馬場ということもあり後方からの競馬をすると予想しています。
上がり能力やコース適正など総合的な評価は高いですが、折り合いやゲートが上手ではない点など不安要素が多いため連下としました。
評価を落とした馬:エンブロイダリー
スピード・パワー・瞬発力と総合力が高いですが、血統的な観点ではマイラー向き血統です。
桜花賞馬の馬券内率は高いものの、ソダシやグランアレグリアなどのマイル馬はオークスを回避していますし、レーヌミノル(マイル系)、レッツゴードンキ(短距離系)など距離不安のある馬はオークスでは10着以下と大敗しています。
血統的にもこの傾向に近くなると考え、評価を落としています。
コース解説
【東京競馬場芝2400m】過去10年血統から読み解く!コース解説
東京競馬場芝2400mを血統の観点から考察!コースの特徴と過去10年の血統データから適性の高い血統を解説!
コース説明

スタートは最終直線の頂上からの出走になります。
スタートから最初のコーナーまでは約350mで平坦なので、スピードに乗りやすいですが、中距離戦ということもありペースはそれほど早くなりません。
1コーナーは大回りであるため、スピードを落とすことなくコーナーを周ることが可能です。
向こう正面は下り→上り→下りと起伏の激しい地点で少しパワーのいる地点になります。
3コーナーの始めは下りですが、ここから緩やかに上りになっていきます。
最終直線は約525mと長く、途中には激坂があります。
最終直線が長く、坂もあるため瞬発力の高さはもちろんパワー、スピードと中距離戦ですが総合力が重要になるコースです。
血統戦績トップ5
種牡馬
種牡馬 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 合計 | 勝率 | 連帯率 | 複勝率 |
ドゥラメンテ | 3 | 3 | 2 | 17 | 25 | 12% | 24% | 32% |
キタサンブラック | 2 | 2 | 0 | 9 | 13 | 15% | 31% | 31% |
オルフェーブル | 1 | 2 | 1 | 9 | 13 | 8% | 23% | 31% |
エピファネイア | 2 | 2 | 1 | 12 | 17 | 12% | 24% | 29% |
ディープインパクト | 19 | 16 | 16 | 123 | 174 | 11% | 20% | 29% |
母父系統
母系統 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 合計 | 勝率 | 連帯率 | 複勝率 |
ファピアノ系 | 4 | 3 | 3 | 6 | 16 | 25% | 44% | 63% |
ボールドルーラー系 | 2 | 2 | 2 | 8 | 14 | 14% | 29% | 43% |
フォーティナイナー系 | 0 | 2 | 2 | 10 | 14 | 0% | 14% | 29% |
ヌレイエフ系 | 2 | 1 | 0 | 8 | 11 | 18% | 27% | 27% |
ロベルト系 | 5 | 4 | 5 | 38 | 52 | 10% | 17% | 27% |
種牡馬の上位は瞬発力の高い産駒が多くなっています。特徴的なのはオルフェーブル産駒やエピファネイア産駒といった長距離でも活躍できる産駒の好走率が高くなっている点です。
母父系統では上位三頭がダート中距離を輩出しやすい血統でかなりパワーのある系統になっています。
ファピアノ系は重賞のみでみると、複勝率63%とかなり高い確率で馬券内に入ってきます。
評価基準
評価基準 | 高評価基準 | 理由 |
種牡馬適正 | 中長距離 | スタミナが求められるレース |
能力1 | 瞬発力 | 最終直線で瞬発力勝負になるレース |
能力2 | パワー | ダート中距離的なパワー能力が有効 |
能力3 | スピードの持続力 | 最終直線での伸びに関与 |
東京競馬場2400mは中距離戦の中でもタフなレースが多くスタミナの要求値は高めになります。
基本的にはスローペースになりやすく、最終直線での瞬発力勝負になる展開が多いです。
ただし、スローペースであるためある程度脚のある先行馬なども好走しやすくなっています。
東京競馬場らしく、瞬発力とスピードの持続力は高いレベルで求められます。
また、最終直線中ほどには激坂があり、スタミナ不足の馬や非力な馬はここで大幅に減速してしまうため、ダート中距離的なパワー能力がある馬の戦績が良くなっています。
人気馬血統診断
エンブロイダリー
父:アドマイヤマーズ
母:ロッテンマイヤー(ヴァイスリージェント系×Tサンデー系)
アドマイヤマーズ産駒はデビューから3年目の産駒と若く、統計的なデータでの比較は難しいです。
血統は父ダイワメジャーにマキャベリアン系を内包した血統になっており、かなりマイル色が強く適性距離もマイル前後の産駒だと言えます。
母ロッテンマイヤーは芝1600m~2000m前後で活躍した馬でクイーンC(GⅢ)3着とこちらもマイル系の血統になっています。
父・母の傾向から適性距離はマイル前後だと考えられます。
血統全体では、瞬発力・パワー・スピード能力と総合力の高い血統でかなりマイルに向いた血統です。
能力は高いですが、スタミナの不安が大きく2400mはかなり長い印象が強いです。
種牡馬適正 | 瞬発力 | パワー | 持続力 | 総合評価 |
▲ | 〇 | 〇 | ▲ | C |
アルマヴェローチェ
父:ハービンジャー
母:ラクアミ(Tサンデー系×プリンセリーギフト系)
ハービンジャー産駒は2000m以上を得意とした産駒が多く、東京芝2400mの複勝率は25%となっています。
母ラクアミは芝マイル系で目立った牝系ではありません。
父・母の傾向から適性距離は2000m~2400mだと考えられます。
血統全体では、ハービンジャー産駒・母母父プリンセリーギフト系とスピード能力が高い血統です。
母父がサンデーサイレンス系ですがあまり瞬発力型という感じではなく、ノーザンテーストのクロスやノーザンダンサー系が豊富な点から持続型の印象のある血統です。
血統的にはかなり非力に映りますが、札幌の洋芝や阪神の稍重で結果を出せているため、パワー面は水準以上ある馬だと考えられます。
種牡馬適正 | 瞬発力 | パワー | 持続力 | 総合評価 |
◎ | 〇 | 〇 | ◎ | A |
リンクスティップ
父:キタサンブラック
母:ダンスウィズキトゥン(サドラーズウェルズ系×キングマンボ系)
キタサンブラック産駒は1600m~2000m前後を得意とした産駒が多く、東京芝2400mの複勝率は29%となっています。
母ダンスウィズキトゥンはマイル系の米国馬で青葉賞(GⅡ)3着のデュアルウィンダーを輩出しています。
父・母の傾向から適性距離は2000m前後だと考えられます。
血統全体では、母父サドラーズウェルズ系、サドラーズウェルズの4×5、シアトルスルーの内包とかなりスピードの持続力の高い血統です。また、キタサンブラック産駒はプリンセリーギフト系を内包するためスピード能力が高い産駒が多いです。
パワー面も母母父にキングマンボ系が内包されるため問題ないレベルだと言えます。
やや距離不安はありますが、総合力も高く東京競馬場向きなので高評価です。
種牡馬適正 | 瞬発力 | パワー | 持続力 | 総合評価 |
◎ | 〇 | 〇 | ◎ | A |
血統的注目穴馬!
レーゼドラマ
父:キズナ
母:シアードラマ(ファピアノ系×ボールドルーラー系)
キズナ産駒は2000m以上を得意とした産駒が多く、東京芝2400mの複勝率は31%となっています。
母シアードラマはダート中距離系の米国馬で日本で目立った産駒は輩出していません。
父・母の傾向から2000m~2400mが適性距離だと考えられます。
血統全体では、ストームバード系の内包、母父ファピアノ系、母母父ボールドルーラー系とかなりダート色の強いパワー・スタミナのある血統です。
芝適性はやや不安ではありますが、東京芝2400mではダート色の強い血統が好走していることや母父ファピアノ系の複勝率の高さなど好走条件が揃っているためかなり危険な一頭だと考えられます。
種牡馬適正 | 瞬発力 | パワー | 持続力 | 総合評価 |
◎ | 〇 | ◎ | ◎ | S |
ブラウンラチェット
父:キズナ
母:フォエヴァーダーリング(ボールドルーラー系×ヴァイスリージェント系)
キズナ産駒は2000m以上を得意とした産駒が多く、東京芝2400mの複勝率は31%となっています。
母フォエヴァーダーリングはダートマイル系でサウジC(GⅠ)1着のフォーエバーヤングを輩出しています。
父・母の傾向から2000m~2400mが適性距離だと考えられます。
血統全体では、ストームバード系の内包・母ダート系とダート血統が多くパワーがあり、母父がボールドルーラー系であるためスピードの持続力が高い血統です。
かなりダート色の強い血統ではありますが、キズナ産駒・母母父ヴァイスリージェント系とダート・芝兼用の血統も強いため、芝でも問題ないと考えられます。
瞬発力型ではないもののパワー・持続力の面ではメンバートップクラスなので今回のレースでは強い一頭だと思います。
種牡馬適正 | 瞬発力 | パワー | 持続力 | 総合評価 |
◎ | 〇 | ◎ | ◎ | S |
血統診断表
馬名 | 種牡馬適正 | 瞬発力 | パワー | 持続力 | 総合評価 |
エンブロイダリー | ▲ | 〇 | 〇 | ▲ | C |
アルマヴェローチェ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | A |
リンクスティップ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | A |
カムニャック | ◎ | 〇 | 〇 | ▲ | C |
エリカエクスプレス | ◎ | ▲ | ▲ | ◎ | C |
パラディレーヌ | ◎ | ◎ | 〇 | ▲ | B |
ビップデイジー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | B |
レーゼドラマ | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | S |
ルージュソリテール | ◎ | ◎ | 〇 | ▲ | B |
ブラウンラチェット | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | S |
エストゥペンダ | 〇 | ▲ | 〇 | ▲ | C |
サヴォンリンナ | 〇 | 〇 | 〇 | ▲ | C |
タイセイプランセス | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | A |
タガノアビー | ▲ | ▲ | ◎ | ▲ | C |
ゴーソーファー | ◎ | ▲ | ◎ | 〇 | B |