【新潟記念(GⅢ)2024 予想】過去10年の血統から分かる人気馬3頭+穴馬1頭
出馬表
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 |
アスクワイルドモア | 牡5 | 56 | 小沢 | 栗東藤原 |
アリスヴェリテ | 牝4 | 53 | 柴田裕 | 栗東中竹 |
エーデルブルーメ | 牝5 | 54 | 川田 | 栗東福永 |
キングズパレス | 牡5 | 57 | 松岡 | 美浦戸田 |
ゴールドプリンセス | 牝4 | 53 | 菊沢 | 栗東寺島 |
ジューンアヲニヨシ | 牡4 | 55 | 池添 | 栗東松下 |
シンリョクカ | 牝4 | 54 | 木幡初 | 美浦竹内 |
セレシオン | 牡5 | 56 | 荻野極 | 栗東友道 |
バラジ | セ5 | 56 | 菅原明 | 美浦鹿戸 |
ファユエン | 牝6 | 53 | 北村宏 | 美浦勢司 |
ライトバック | 牝3 | 52 | 坂井 | 栗東茶木 |
ラーグルフ | 牡5 | 58 | 三浦 | 美浦宗像 |
レッドラディエンス | 牡5 | 58.5 | 戸崎圭 | 栗東友道 |
過去10年データから勝てる馬
コース
新潟競馬場 芝2000m (左 外)
スタート地点は2コーナー奥にあるポケットからで3コーナーまで約950mと非常に長い。3コーナー手前はやや上り坂となっており全体的にペースが緩む。3・4コーナーは緩く大きいかつスパイラルカーブとなっていることに加えて下り坂になるため、ペースを上げやい地点となっている。最終直線は約660mあり最後の400mは平坦な地形となっている。新潟記念では、例年ペースは落ち着きやすくローペース~ミドルペースとなることがほとんどである。
逃げ馬は息を入れる箇所が3コーナー手前とやや早く、最終直線が長いこともありかなりのスタミナを持ち合わせていない限り難しい競馬になる。一方で、先行・差し馬は最終直線手前でスピードに乗りやすい地形かつ最終直線が長い地形であるため、瞬発力を活かしやすく勝率が高い。追込馬は最終直線が長すぎるため末脚を持続させ続けることが難しく、逃げ馬同様厳しい競馬となる。
・先行・差し脚質
・瞬発力血統かつ過去レースの上りの速さ
・長い末脚を持続できるスタミナ
・ローペース~スローペース
勝てる血統
父系統 | 1着 | 2着 | 3着 |
サンデーサイレンス系(ディープインパクト) | 3 | 4 | 2 |
サンデーサイレンス系(ディープインパクト以外) | 2 | 3 | 4 |
ミスプロ系 | 2 | 2 | 0 |
ロバート系 | 1 | 0 | 2 |
父系統では圧倒的にサンデーサイレンス系が優秀であり特にディープインパクト産駒は好成績である。2番目に多いのはミスプロ系で3/4がキングカメハメハ産駒であった。この結果から新潟記念では瞬発力に定評のあるこの2つの父系統が有力である。その他にはスタミナ・底力のあるロバート系や長い最終直線に適性を持つサドラーズウェルズ系が馬券内に入っている。
母父系統 | 1着 | 2着 | 3着 |
ミスプロ系 | 3 | 3 | 2 |
サンデーサイレンス系 | 2 | 3 | 2 |
ロバート系 | 0 | 1 | 2 |
母父系統ではミスプロ系が馬券内の数が最も多く5/8が母父キングカメハメハであった。2番目はサンデーサイレンス系、3番目はロバート系となった。母父系でも父系統同様に瞬発力の高い系統が上位であることが分かった。
新潟記念過去10年の3着以内の馬の血統を見ると30頭中30頭が5代以内にサンデーサイレンスが内包されていた。また、直近6年間ではキングカメハメハ産駒もしくは母父キングカメハメハとキングカメハメハとキングカメハメハの血を引く馬が好走傾向にあり、積極的に狙っていきたい血統である。
・父はサンデーサイレンス系(ディープインパクト産駒が好ましい)
・父、母父でキングカメハメハは近走ではかなり好調
・5代以内にサンデーサイレンスを内包
・ロバート、サドラーズウェルズが内包されている。
人気馬4頭評価
ライトバック
父母 | 父:キズナ 母:インザスポットライト(Exceed and Excel) |
系統 | サンデーサイレンス系×ダンジグ系 |
内包血統 | サドラーズウェルズ・リファール |
クロス | Northan Dancer 5×5×5 |
桜花賞・オークスで3着となり、上りは桜花賞で1位、オークスで2位とスピード・瞬発力ともに優れた馬である。
競走成績を見ると最終直線が長いレースを好んで出走している点から今回のレースで重要になる瞬発力が高いことが分かる。
系統はディープインパクトを内包できるキズナ産駒であるため高評価である。
血統的にはややマイル寄りの血統であるが、芝2000mであれば問題なく走れる血統である。
内包血統も瞬発力に長けたリファール、長い最終直線に適性を持つサドラーズウェルズとプラスに働く血統を多く内包している。
レッドラディエンス
父母 | 父:ディープインパクト 母:ベルフォルマーダ(Jump Start) |
系統 | サンデーサイレンス系(ディープインパクト)×シアトルスルー系 |
内包血統 | リファール |
クロス | – |
今年の七夕賞1着の馬である。競走成績を見ると様々な競馬場での出走経験があり、ほとんどのレースで連帯と馬場を問わないのがこの馬の特徴である。また、騎手や脚質も問わないことからも非常に賢い馬である。
瞬発力が求められるレースでは早い上りを出せており瞬発力が十分に高い。
血統的には父ディープインパクトは今回のレースではかなりの高評価である。
賢い馬であるため、良くも悪くも鞍上が重要なレースとなる。
キングスパレス
父母 | 父:キングカメハメハ 母:ドバウィハイツ(Dubawi) |
系統 | ミスプロ系(キングカメハメハ)×ミスプロ系 |
内包血統 | – |
クロス | Mr.Prospector 3×5, Green Dancer 5×4, Northan Dancer 5×5 |
七夕賞・新潟大賞典2着で上りは七夕賞1位、新潟大賞典2位と瞬発力に長けた馬。
競走成績を見ると中山・東京を得意としていることから瞬発力が高いかつ長い末脚を持っていることが分かる。
近走だと今回のレースと同条件の新潟大賞典で2着と好走を見せている点もコース適性の高さを示している。
血統は父キングカメハメハと直近の新潟記念では勝率の高い産駒であり、馬券内の可能性は高い。
サドラーズウェルズ・ロバート・サンデーサイレンスが内包されていない点はややマイナス要素である。
穴馬評価
シンリョクカ
父母 | 父:サトノダイヤモンド 母:レイカーラ(キングカメハメハ) |
系統 | サンデーサイレンス系×ミスプロ系(キングカメハメハ) |
内包血統 | – |
クロス | Halo 4×5 |
桜花賞・オークスで6着、5着、中山牝馬Sで3着と重賞での善戦が目立つ馬。
競走成績を見ると新潟での出走はないが、重賞を中心に善戦している。上りはあまり早くはないが前目での粘り強さがある馬である。
血統的にはサンデーサイレンス系で母父キングカメハメハと理想の形であり馬券内に入る可能性は高いと言える。
懸念点としては前走の中断の影響とサトノダイヤモンド産駒が新潟での勝率・複勝率が低い点であるがヒモ候補には入れておきたい一頭である。
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