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コース解説
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【京都競馬場 芝2200m】コース解析+過去10年データから勝てる血統を考察
京都競馬場芝2200mを血統の観点から考察!コースの特徴と過去10年の血統データから適性の高い血統を解説!
コースの特徴
京都競馬場芝2,200mは外回りコースを使用し、スタート地点は内回り4コーナーの出口付近からです。
スタートから最初のコーナーまで約397mと長く、ゆったりとしたペースで進むことが多いです。
向こう正面では平坦な部分が続き、途中から徐々に4.3mの上り坂「淀の坂」に入り、3コーナーで頂点に達した後、急な下り坂に変わります。
この下りで得たスピードを保ちつつ、最後の平坦な約400mの直線に突入するため、スピード持続力が求められます。
中盤はペースが緩みやすく、直線では速い上がりが必要なため、差しや追い込み馬が好走しやすいです。
また、長く脚を使えるスタミナも重要な要素となります。
枠は極端な内枠・外枠が有利になり、中枠は勝率が振るわない点を見るとやや不利だと言えます。
ペースはスローになりやすいですが、展開によってペースが変動しやすいレースです。
枠 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連帯率 | 複勝率 |
1 | 3 | 4 | 2 | 32 | 7.3 | 17.1 | 22.0 |
2 | 4 | 3 | 3 | 34 | 9.1 | 15.9 | 22.7 |
3 | 2 | 5 | 2 | 36 | 4.4 | 15.6 | 20.0 |
4 | 3 | 4 | 5 | 37 | 6.1 | 14.3 | 24.5 |
5 | 2 | 2 | 2 | 31 | 5.4 | 10.8 | 16.2 |
6 | 5 | 2 | 5 | 43 | 9.1 | 12.7 | 21.8 |
7 | 4 | 8 | 6 | 48 | 6.1 | 18.2 | 27.3 |
8 | 7 | 3 | 4 | 55 | 10.1 | 14.5 | 20.3 |
ペース | スロー | ミドル | ハイ |
回数 | 16 | 8 | 6 |
発生率 | 53% | 27% | 20% |
京都競馬場芝2200mリーディング上位騎手
騎手 | 勝率 | 連帯率 | 複勝率 |
川田 | 36.4% | 45.5% | 72.7% |
ルメール | 42.9% | 57.1% | 57.1% |
藤岡康 | 22.2% | 44.4% | 55.6% |
岩田望 | 18.8% | 37.5% | 43.8% |
藤岡裕 | 20.0% | 60.0% | 60.0% |
横山和 | 16.7% | 50.0% | 66.7% |
池添 | 21.4% | 28.6% | 35.7% |
松山 | 13.3% | 26.7% | 33.3% |
岩田康 | 12.5% | 25.0% | 37.5% |
京都2200mはペースや展開が難しく騎手の力量が試される競馬場なので、騎手選びも大切になります。
京都2200mでは川田、ルメール、藤岡康騎手の入着率が高く、川田騎手に関しては70%台と非常に高いです。
池添騎手も勝率が高いため、狙っていきたい騎手になります。
血統診断
レガレイラ
血統評価:A
スワーヴリチャード×ダンジグ系の母の血統です。
スワーヴリチャード産駒は現状マイル~中距離(2400m)を主戦場としている馬が多いです。
ですが、父父はハーツクライであるため、長距離でも活躍できるだけのスタミナがある血統です。
そのため、今回のレースではスタミナに十分余裕があると考えられます。
血統内には、瞬発力が高いリファールやトップスピードが速いダンジグ系が見られ、最終直線での良い末脚に期待できそうです。
血統からは勝負根性や粘り強さはなく、馬込みはやや苦手としていますが、最終直線は横に大きく広がるためそれほど大きな影響はないと考えられます。
ホールネス
血統評価:B
ストームバード系の父×レッドゴット系の母の血統です。
ストームバード系は2000m付近を主戦場にしており、パワー・スピードに長けた産駒が多いのが特徴です。
しかし、父Lope de VegaはMachiavellianの血が濃くマイル血統を多く内包している点からややマイル寄りな産駒だと考えられます。
レッドゴット系はスタミナの底上げや強い闘争本能が特徴です。
父がマイル寄りの血統とみると、スタミナ余力がないため騎手の手腕に大きく左右されそうです。
スタミナが持てば、上位に食い込める力はある血統です。
スタニングローズ
血統評価:C
キングカメハメハ×ヴァイスリージェント系の母の血統です。
キングカメハメハ産駒はスピード能力が高く日本競馬向きで短距離~中距離を主戦場としています。
母方はクロフネ×サンデーサイレンス系とスタミナや重馬場適性などが入るためスタミナ面の心配はないかと思います。
キングカメハメハ、クロフネともにピークが4歳であるため、5歳のスタニングローズにはやや厳しいです。
シランケド
血統評価:A
デクラレーションオブウォー×ディープインパクト系の母の血統です。
デクラレーションオブウォー産駒は適性距離2000m付近で重馬場適性が高いことが特徴です。
母方からディープインパクト・ミスプロ系が内包されるため、日本競馬での適性が高いです。
また、戦績を見ると上りが早くディープインパクトの血が強く見られるため、適性距離もやや伸びてスタミナ余力がある可能性が高いです。
長くいい脚を使えるタイプなので、京都の長い直線は相性が良いと考えられます。
シンリョクカ
血統評価:B
サトノダイヤモンド×キングカメハメハ系の母の血統です。
サトノダイヤモンド産駒はマイル・中距離向きで操作性が高い馬が多く、騎手次第では上位は狙えそうです。
ただ、スタミナを補完する血統がなく、スタミナ余力はないと考えられます。
全体的に重馬場の方が得意そうな血統なので、馬場がしぶれば狙いたい一頭です。
シンティレーション
血統評価:C
ロードカナロア×サンデーサイレンス系の母の血統です。
ロードカナロア産駒の牝馬は基本的マイル以下が適性距離になっており、アーモンドアイを除くとほとんど勝っていません。
血統内にスタミナと長い直線に適性があるサドラーズウェルズ系が内包されていますが、スタミナが持たない可能性が高いです。
日本馬場への適性・瞬発力など強い点はあるのでスタミナが持てば、勝ち負けになりそうです。
ハーパー
血統評価:S
ハーツクライ×ボールドルーラー系の母の血統です。
ハーツクライ産駒は中距離~長距離を主戦場にしており、スタミナ余力は十分にあります。
京都2200mでは、長い最終直線・平坦に適性のあるボールドルーラー系が好走傾向にあり、母系で内包できている点で高評価です。
タフなレースに強いので直近レースは振るわないですが、狙いたい一頭です。
コスタボニータ
血統評価:C
イスラボニータ×グレイソヴェリン系の母の血統です。
イスラボニータ産駒は短距離~マイルを主戦場としています。
母系でグレイソヴェリン系・ボールドルーラー系をスタミナは補完できていますが、スタミナが持たない可能性が高いです。
コンクシェル
血統評価:C
キズナ×サドラーズウェルズ系の母の血統です。
キズナ産駒はマイル~中距離が主戦場ですが、牝馬は2000m以下での戦績が良くコンクシェルもそのタイプのようです。
母系はサドラーズウェルズ系でスタミナの補完ができる点や京都の長い直線に向いている点は高評価です。
血統全体ではマイルで力を発揮しそうな血統で、京都2200mはやや長い可能性があります。
しかし、スローペースになりやすいレースなので、スタミナが持てば逃げが決まりそうです。
キミノナハマリア
血統評価:A
ハービンジャー×サンデーサイレンス系の母の血統です。
ハービンジャー産駒は2000m付近を主戦場としており、時計のかかる馬場が得意で洋芝や重馬場を得意としています。
京都2200mは回収率が高く、配当妙味が高くなりやすいです。
母系はヴィクトワールピサ系でスタミナ・パワーに長けており、京都競馬場は相性がいいです。
スタミナ・適性ともに高く血統的には上位を狙える血統です。
ルージュリナージュ
血統評価:D
スピルバーグ×ミスプロ系の母の血統です。
スピルバーグ産駒はマイル~中距離を主戦場としており、高い瞬発力が武器です。
しかしながら、勝率は低くピークは4歳と重賞では狙いにくいです。
母系はルーラーシップのため、距離的には問題なく走れます。
重・不良馬場になれば強そうですが、今回のレースでは買いにくいです。
ラヴェル
血統評価:D
キタサンブラック×サンデーサイレンス系の母の血統です。
キタサンブラック産駒の牝馬はマイル~2000mが主戦場になっています。
母方もダイワメジャー×ヴァイスリージェント系とマイル~1800m付近と血統全体で距離が持たない印象が強いです。
キタサンブラック産駒、母父ダイワメジャーともに早熟で、古馬からは勝率が下がっていくので4歳のラヴェルもやや衰え傾向にあると考えられます。
モリアーナ
血統評価:B
エピファネイア×サンデーサイレンス系の母の血統です。
エピファネイア産駒はマイル~長距離までと距離適性が広く、母父に距離適性マイル付近のダイワメジャーがいますが、スタミナ面での問題はないと考えられます。
エピファネイアはロベルト系なので、瞬発力に長けており、GⅠレースに強いのでこの点は高評価です。
しかし、エピファネイア産駒、母父ダイワメジャーともに早熟で、古馬からは勝率が下がっていくので4歳のモリアーナもやや衰え傾向にあると考えられます。
サリエラ
血統評価:A
ディープインパクト×ニジンスキー系の母の血統です。
ディープインパクト産駒は日本でも屈指の瞬発力の高さを誇り、適性距離も1400m~2400mと今回のレースでは適性距離です。
京都競馬場2200mで最も入着率の高い産駒なので、5歳から勝率は下がるものの馬券内に入るだけの力はあると考えられます。
母方の血統ではニジンスキー系×ダンジグ系と欧州趣向が強く、パワーに優れており坂や重い馬場での適応が得意です。
ピースオブザライフ
血統評価:C
キタサンブラック×ロベルト系の母の血統です。
キタサンブラック産駒の牝馬はマイル~2000mが主戦場になっています。
母父シンボリクリスエスはマイル~長距離と適性距離が広く、今回のレースでもスタミナ面の問題はありません。
キタサンブラック産駒が早熟傾向に対し、シンボリクリスエスは古馬傾向であるため4歳のピースオブザライフは現状がピークであると考えられます。
ライラック
血統評価:S
オルフェーブル×ミスプロ系の母の血統です。
オルフェーブル産駒は中距離~長距離とスタミナに長けた産駒です。
母方はキングカメハメハ×フジキセキでマイル趣向が強く、スピード・パワーに優れている反面、適性距離は中距離がベストで今回のレースでもスタミナ面の問題はありません。
オルフェーブル産駒は晩成タイプで4~5歳が能力のピークで、キングカメハメハも6歳から大きく勝率を落とすことからも5歳のライラックは今が能力のピークだと考えられます。
エリカヴィータ
血統評価:D
キングカメハメハ×サンデー系の母の血統です。
キングカメハメハ産駒はスピード能力が高く日本競馬向きで短距離~中距離を主戦場としています。
母方はフジキセキ×リボー系で距離は短距離~2000mと足りておらず、スタミナが足りない可能性が高いです。
ピークは過ぎており、厳しいレースになると考えられます。
ゴールドエクリプス
血統評価:C
ドゥラメンテ×ダンジグ系の母の血統です。
ドゥラメンテ産駒はマイル~長距離と広い範囲で適応できる産駒で父父がキングカメハメハと言うこともあり高速馬場に合っている産駒です。
母方もハービンジャー×サンデーサイレンス系と中距離適性やスピード能力や坂への適応に定評がありそうです。
しかし、ドゥラメンテ、ハービンジャーともに4歳がピークで5歳のゴールドエクリプスはやや厳しい競馬になりそうです。
フェアエールヤング
血統評価:D
ゴールドシップ×サンデーサイレンス系の母の血統です。
ゴールドシップ産駒は長距離が主戦場で長距離以外ではあまり戦績が良くありません。
母方からも重馬場や坂への適応は見られますが、決め手の部分が乏しく強調材料はありません。
血統評価表
評価 | 馬名 |
S | ハーパー ライラック |
A | レガレイラ シランケド キミノナハマリア サリエラ |
B | ホールネス シンリョクカ モリアーナ |
C | スタニングローズ シンティレーション コスタボニータ コンクシェル ピースオブザライフ ゴールドエクリプス |
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